2015年10月5日月曜日

命頂きます。COCOノ介さようなら。

※衝撃的な写真を掲載しています。苦手な方は閲覧をお控えください。

週末の10月2日土曜日。
お隣さんのノゾミールがもうすぐ帰国するので、彼女の飼っていたCOCOノ介とお別れをしました。

お別れといっても、誰かに渡す訳ではなく。
それは食すということ。
大事に飼っていた彼の命を頂くということ。

飼い主のノゾミールがお別れを告げ
血抜きしやすいように暫く逆さまにする。
この時彼はもう自分が捌かれるのを理解しているよう。
その後、押えつけて首の周りの毛をむしり取って首を切り落とす
首以外の毛も全てむしり取って
炙って、毛を全て取り除く
そして部位ごとに切り分ける。
さっきまで、歩いていた場所には、切り分けられた鶏肉とむしられたさっきまで綺麗に
生えていた毛。
一瞬の出来事。(私達だけで行っていたら、もっともっと時間がかかったと思う)
飼い主の家のガードと先輩隊員がほぼ全ての行為を行って私は見ていただけ。
日本に住んでたら見ることのない事。
 
COCOノ介との、
この家に住み始めて4時頃から隣で鳴く「コケコッコー」に起こされ暫く眠りが浅かった日々。
その「コケコッコー」あまりにも綺麗に鳴くので驚いたこと。
夜中の1時にも鳴いていて、おい!ニワトリは朝だけになくんじゃないのか?と思ったこと。
鳥嫌いだけど、COCOノ介の毛並みは綺麗だと見惚れた日があったこと。
米をあげようと思ったら勢いが良すぎて恐怖を覚えたこと。
飼い主のノゾミールが溺愛していてその光景が微笑ましかったこと。
 
それを考えると、
私達が生きるため、食べる為に、さっきまで生きていた彼の命を頂く。
一瞬の出来事だったけど、彼の全てを残すことなく食べなければという気持ちになり
からあげ。焼き鳥。鶏がらスープ。と全てを調理して頂きました。
食べものになると、それが生きていた何かだった事を忘れてしまうけれど
食べる為に私達が殺す命がある。殺される命がある。
 
(お命)いただきます。
この気持ちを忘れてはいけない。
食べる前に感謝をしないといけない。と。
 
今朝も彼の鳴き声が朝から聞こえなくて少し悲しくなりながら
改めて感謝をするのでした。
 



3 件のコメント:

  1. 食べ物も生活で使う物も何でも当たり前の生活やと感謝って忘れがちやけど、「いただきます」とか「ありがとう」って大事な言葉やって改めて思うわー。

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    1. そうやね!ポイって捨ててしまうところも最後まで感謝して食べないとあかんね。米粒残したら目が潰れるって昔言われた事を何故か思い出しましたw

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  2. このコメントは投稿者によって削除されました。

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