2015年10月16日金曜日

井戸修理の見学に行く

ルワンダに来る前、
「日本で青年海外協力隊でアフリカに行きます」と友達・同僚・上司に
言ったとき、100%に近い割合で
「井戸堀りに行くんか?」
「そんなに力あるのか?」と言われました。

そんな力ありません!井戸も掘りに来てませんよ!皆さん
私は収入向上sideの活動を頑張ってますよ!

でもですねー!ルワンダ東部、水問題は深刻です。
水道も通っていますが、
ほとんどの村では湧き水を使うか地下水を使っています。
そして、井戸は掘らないけれど、水の防衛隊という
そんな村人の大事なだーーいじな水の供給源の井戸の修理や衛生活動その他
水に関わる事を行っている隊員がいます。
(ちなみに、その隊員達も井戸は掘ってはいませんよ!)

ずーっと前から行きたかったそんな井戸の修理
やっと先日先輩隊員にお願いして連れて行ってもらいました。

今回修理するのはこちらの井戸。壊れて数週間?位たっているそう。
壊れている場所はこちら↓。この指の部分のフックが外れているのではないか?との疑惑です。
っということで、修理スタートです。
まず、状況を再度説明してもらう。この段階で、井戸管理委員会の人達がどれだけこの井戸のことを理解しているのかも発言から判断する。(今回の委員会の人はとても熱心な様子)
状況を理解し、いざ井戸を解体?して状況確認。
重たい棒を引っ張る先輩隊員さとかちゃん。よ!力持ち!
上を取ったらこんな感じ
よくわからない。。。これは職人の手さばきが必要か?と
これまた先輩隊員のシッチーも登場して本格的な修理が始まる。
沢山の鉄の棒を抜いて抜いて合計5本。(その棒の数だけ下に下にふかーくに水源があるということだそうです)。
様子を見ながら、開けたり
 ひっぱり上げたり・・・支えたり・・・
切ったり・・・(ここで大事な事は隊員が行うのではなく主体は村の人や村長さん。
隊員はあくまでもサポートに!)
一番の壊れた問題を解決したところで、次は元に戻す為に、接着する。
(この時に次に壊れた時の事も考えて、次回もっとスムーズに行えるようにトリックを使うのも
大事みたい。やるな!)
主体はここでも村の人。
接着剤が固まるまで。まーつ。そして子供と遊ぶ。
水が出るのか!!と終始子供も興味深々で。沢山の器具を使う井戸修理。
危ない!危ない!でも、子供は可愛いね。
 そして、井戸の超初心者の私は、その辺のヤギを追って遊んでみたり。。。
そんなこんなで、待つこと30分程。接着剤が固まったのを確認したところで、
井戸を元に戻す。
 さあ!予想はどうなのか?修理は無事に終わったのか?
っと、井戸をギコギコ。
水がでたーーー!すかさず大喜びの子供が水を汲む!!
かなり長い間壊れていなかった井戸だった為、いくつかのパーツが磨耗していて取替が必要
なものの、無事に2時間半ほどに渡る井戸の修理が完了しました。
 
初めての井戸修理。私感動しました。
まさに職人技だと思います。さとかちゃんもシッチーも本当にすごい!
 
私達コミュニティー開発の協力隊隊員は、水の防衛隊になるのか。はたまた収入向上系に
なるのか。エイズ対策系になるのか等々ある程度の希望は聞いてくれるものの、合格するまで
実際の要請内容はわからないのが実際のところ。
きっと、最初から井戸の修理を希望して来た人は少ないのではないかと思います。
 
でも、大事なことは
この井戸を管理する人達を巻き込むこと。村の人達の意見をしっかりと聞くこと。
そして、その状況を推測して自分の井戸を修理するという認識をもってもらう。
つまり、自分1人で行うのではなく村の人と共に一つ一つ問題を解決していくことが
大事だということ。
 
これって収入向上分野の私達にも通ずることだわね。
とても親身に相手の話を聞いて、状況を理解しようとする先輩隊員の姿を見て沢山
勉強させてもらいました。
何にでも真摯に向き合わないといけないですね!
うーーんそれにしても村の子供は可愛い☆


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