2015年10月28日水曜日

ルワンダのお家=3匹のこぶたの家

まさか、まさか私達の家が3匹のこぶたの家だったなんて!!!
ルワンダの建築事情:
家主にお金が入る
  ↓
基礎を作り始める
     ↓
家主のお金が無くなる。(建築ストップする)
  ↓またお金家主に入る
建物に取り掛かる
  ↓次は大金家主に入る
建設が本格化する。

という感じでなかなか終わりが見えない、そして度々建設が止まる新築建築事情。

ある日(半年以上も前)隣の家の前を通る。芝生が刈り取られてる。
誰かがいる。煉瓦が積まれている。
なんで煉瓦?と思っていましたが。。。
な、な、な、なんと!私達の家煉瓦で出来ているみたいです。
吹き付けされているので気づきませんでしたが、そうみたいです。
ってことで気になって凝視すること数ヶ月。。

煉瓦を1つ1つ積み上げて
基礎も作ってどんどん積み上げていく
高さが出来たら屋根つけて、セメント?を全体に吹き付けて。柵作って。
多分壁に色を塗って。。もう少しで完成するようです。
結構でかいよ!このお家。
 
隣で家が出来る様子を見るのは何とも楽しい。
煉瓦の家=三匹のこぶたの家やん!と。
この家完成したら、誰が住むんだろうなぁ。。。
 
この家の建築が進むにつれて
私の日課の綺麗な夕日は見れなくなってしまったけど。まあいっか。
 



Business Competitionに行く

近頃ルワンダでは、
11月16日~22日に行われる世界的なイベント「Global Entrepreneurship Week」に
向けた取り組みが各地で行われているようです。

Global Entrepreneurship Weekについての詳細はこちら↓
http://www.gew.co/

若者、女性の雇用創出・農業外雇用の創出を目指しているルワンダが
参加しないわけないですよね!もちろんアフリカの参加国としてエントリーされています。

ということで先日
Business Competition@Ngoma(ンゴマ)に突撃進入してきました。

このイベントDOT Rwanda という所が主催していて、
自身のビジネスプランをプレゼンし、その実効性・可能性等々を評価をするというもの。
すでに105人がエントリーし、勝ち残った15人が今回のプレゼンの機会をゲットらしい。
今回のプレゼンの上位3名には賞金(しかも結構大金)+首都での本大会出場権。
4~6位にはスマホ+1ヵ月のネット代金が授与されるというなんとも豪華なイベントです。

↓が選ばれし15人の若者達。
その15人の職種は。。。
携帯会社の代理店
野菜の販売
石鹸の生産販売
アクセサリーの生産販売
小売商
養蜂                 と多種多様。

どのようなビジネスがあるのか調査もしてみました。
そこで、面白かったものを3つほど
①アクセサリー生産販売
こちらはこの植物の実を使ってネックレスやイヤリング等を作っています。
よくわからないこの植物。ぬかるみで育つそうです。素材は軽くて、新しく面白い。

②サンダルの生産販売
この方は私の住んでいるルワマガナでトレーニングを受けた後、ンゴマ郡にある
組合の一角を借りて仕事をしているとのこと。作りはしっかりしていて、値段もリーズナブル。

③そしてそりゃ。最後は養蜂でしょ。
本来であれば、半年で1つの巣箱から取れるはずの蜂蜜(15kg)を
トリックを使って2~3ヶ月で収穫するとのこと。それはすごい。けど、そのトリックって・・・・???

15人がプレゼンをした結果
1位 ③に上げた養蜂
2位 ①に上げたアクセサリー生産販売
3位 石鹸の生産販売              でした。
皆大喜び!
残念ながら、②のサンダルの製造さんは4位でした。。

若者のビジネスプランを聞いて、刺激を受けたし色々と考えているのだなぁ!
と関心したのですが、1つ気になることが。。。
1位の養蜂。収穫量上げる為のトリックがどーも私には納得がいかなくて。。
そのトリック品質は下がるとおもうのだけどなぁ。。
なんだかなぁ。。。
ルワンダの未来を感じると共に
ルワンダ人の品質に対する認識の甘さが少し浮き彫りになった気がした
competitionでした。

でも、雇用創出が喫緊の問題でもあるルワンダ。
若者が自分のビジネスを本気で考えているのはとても素敵だった。会場にヤギも登場
させる斬新さも素敵。
本選はどんな感じになるのだろう?
行けるのなら見に行ってみたいと思います

2015年10月17日土曜日

サイザル草の染色に挑戦

雨期に入りました。
大雨が屋根を通り越してポタポタと天井に落ちる音がする。
きっともうすぐ雨漏りしますよ!これ!
なんてこった!
 
そんなことはおいといて、
先日、同期隊員マリリンと素材の染色に挑戦しました☆
自然の物で染色やってみたいねぇ!
試してみよう!と意気投合した私達☆
 
なんでそんなことするのぉー?って私の目的はというと。。
私の行っているハンドクラフト協同組合。中心街からとても遠いんです。だから染料買いに行くのも大変!交通費を出すのも彼らには大変なこと。
 
そんな彼らの口癖。。。
・お金を出してくれるところがない
・トレーニングしてもらっていない
・物を染めたり出来ない。だから可愛いものは作れない
と無いないお化け達だ。
 
だから、近くであるもので染めれないかなぁ。。。
それで成功したら、お金が無くても出来るのだ!と言って教えてあげたい。
 
で、可愛いのが作れたらなおいいじゃん
しかも、化学染料ではありません!なんて
うーーーん!なんとも素敵な☆
 
ってことでポイントはこちら↓
・村に有るものを使う
・出来れば廃棄物を使う
 
今回挑戦するものはサイザル草から繊維を取ったもの
(この草は伝統的なバスケットやアガセチェを作る時に使うもの。頻出度大です)
もともとはこんな葉です。コレを叩いて繊維を取り出します。
染める為に使用したものは↓
・アボカドの種
・ユーカリの葉
いざ挑戦です!
先ず炭をおこす。(ここは頼もしいガードに任せる)
材料を入れた水を沸騰させて暫く煮出す(1時間位)
出来上がったのがこちら(右:ユーカリ 左:アボカドの種) 
煮出した水にサイザルを投入して再び煮る(30分位)
こちらはアボカドの種の様子
取り出して定着させる。(20分位)
今回は3つの種類に漬け込みました(水の中に①重曹,②鉄+酢,③塩を入れたもの)
 ↑アボカドの種  ↓ユーカリの葉
この時点で色の違いがなんとなく出てきてるのわかりますか?
その後、水洗いして・・・干すこと数時間
 出来ましたーー!上からユーカリの葉(3種類)アボカドの種(3種類)元のサイザル草
予想以上の染色の違いが出ました!
アボカドの種+鉄 の色がこれまた綺麗な紫っぽい色になり素敵☆
染色ってたのしーーー!!!
こんなにいい感じに染まるなら・・・協同組合にも提案が出来そう☆
 
同期隊員のマリリンの知識のお陰で、染色の案も沢山!本当ありがたい。
隊員活動。。私1人の知識だけでは出来ないことばかりです。
 
ってことで、これからまだまだ染色実験の日々は続いていきそうです。
あと一歩!!!

2015年10月16日金曜日

井戸修理の見学に行く

ルワンダに来る前、
「日本で青年海外協力隊でアフリカに行きます」と友達・同僚・上司に
言ったとき、100%に近い割合で
「井戸堀りに行くんか?」
「そんなに力あるのか?」と言われました。

そんな力ありません!井戸も掘りに来てませんよ!皆さん
私は収入向上sideの活動を頑張ってますよ!

でもですねー!ルワンダ東部、水問題は深刻です。
水道も通っていますが、
ほとんどの村では湧き水を使うか地下水を使っています。
そして、井戸は掘らないけれど、水の防衛隊という
そんな村人の大事なだーーいじな水の供給源の井戸の修理や衛生活動その他
水に関わる事を行っている隊員がいます。
(ちなみに、その隊員達も井戸は掘ってはいませんよ!)

ずーっと前から行きたかったそんな井戸の修理
やっと先日先輩隊員にお願いして連れて行ってもらいました。

今回修理するのはこちらの井戸。壊れて数週間?位たっているそう。
壊れている場所はこちら↓。この指の部分のフックが外れているのではないか?との疑惑です。
っということで、修理スタートです。
まず、状況を再度説明してもらう。この段階で、井戸管理委員会の人達がどれだけこの井戸のことを理解しているのかも発言から判断する。(今回の委員会の人はとても熱心な様子)
状況を理解し、いざ井戸を解体?して状況確認。
重たい棒を引っ張る先輩隊員さとかちゃん。よ!力持ち!
上を取ったらこんな感じ
よくわからない。。。これは職人の手さばきが必要か?と
これまた先輩隊員のシッチーも登場して本格的な修理が始まる。
沢山の鉄の棒を抜いて抜いて合計5本。(その棒の数だけ下に下にふかーくに水源があるということだそうです)。
様子を見ながら、開けたり
 ひっぱり上げたり・・・支えたり・・・
切ったり・・・(ここで大事な事は隊員が行うのではなく主体は村の人や村長さん。
隊員はあくまでもサポートに!)
一番の壊れた問題を解決したところで、次は元に戻す為に、接着する。
(この時に次に壊れた時の事も考えて、次回もっとスムーズに行えるようにトリックを使うのも
大事みたい。やるな!)
主体はここでも村の人。
接着剤が固まるまで。まーつ。そして子供と遊ぶ。
水が出るのか!!と終始子供も興味深々で。沢山の器具を使う井戸修理。
危ない!危ない!でも、子供は可愛いね。
 そして、井戸の超初心者の私は、その辺のヤギを追って遊んでみたり。。。
そんなこんなで、待つこと30分程。接着剤が固まったのを確認したところで、
井戸を元に戻す。
 さあ!予想はどうなのか?修理は無事に終わったのか?
っと、井戸をギコギコ。
水がでたーーー!すかさず大喜びの子供が水を汲む!!
かなり長い間壊れていなかった井戸だった為、いくつかのパーツが磨耗していて取替が必要
なものの、無事に2時間半ほどに渡る井戸の修理が完了しました。
 
初めての井戸修理。私感動しました。
まさに職人技だと思います。さとかちゃんもシッチーも本当にすごい!
 
私達コミュニティー開発の協力隊隊員は、水の防衛隊になるのか。はたまた収入向上系に
なるのか。エイズ対策系になるのか等々ある程度の希望は聞いてくれるものの、合格するまで
実際の要請内容はわからないのが実際のところ。
きっと、最初から井戸の修理を希望して来た人は少ないのではないかと思います。
 
でも、大事なことは
この井戸を管理する人達を巻き込むこと。村の人達の意見をしっかりと聞くこと。
そして、その状況を推測して自分の井戸を修理するという認識をもってもらう。
つまり、自分1人で行うのではなく村の人と共に一つ一つ問題を解決していくことが
大事だということ。
 
これって収入向上分野の私達にも通ずることだわね。
とても親身に相手の話を聞いて、状況を理解しようとする先輩隊員の姿を見て沢山
勉強させてもらいました。
何にでも真摯に向き合わないといけないですね!
うーーんそれにしても村の子供は可愛い☆


2015年10月8日木曜日

cooperative(コーペラティブ) ハンドクラフト篇

久しぶりに今日は停電がない!なんて素敵な夜なんでしょう!

ここ暫く養蜂の話ばかりしていたので、
気分を変えてハンドクラフトについて書くことにします。

ルワンダの工芸品って何ですか?と聞かれると
こちらAgaseke(アガセチェ)です。
サイザルという植物から取れた繊維で作っています。
クオリティーが良いものは本当に可愛いです。
ちなみに、写真はRuise Bさんからお借りしました。Ruise Bさんのハンドクラフトは本当に綺麗です!

まあまあ、そんな工芸品(ハンドクラフト)を作っている協同組合。
ルワマガナには5組合ほどあります。

その中の1つの協同組合。
かれこれ4ヶ月位前、私の活動この先どうしたらいいのだろう。。。って思っている時に
出会いました。それからからほぼ毎週訪問しています。
彼らの夢は? 海外市場へ販売すること。

そんな彼ら、初めて出会ったあの日。。私にプレゼントをくれました。
ルワマガナの中心地から遠いので、多分今まで郡庁にも相手にされてなかったんだと
思う。だから、外国人の来客者なんて!ととても嬉しかったんだと思います。

そのプレゼント。帽子とアガセチェ
嬉しい!けどねーなんとも質の悪い。伝統的な帽子といっても。。これ。誰がかぶるん?
と思ったのが本音のところ。。。

きっと本来ならば場所も遠いし、本当作業が汚いし。調査→スルーするとなりそうな
所だけど。。どうしても気になって・・・・
私は私なりに出来ることをと。

ハンドクラフトの写真を持っていって一緒に考えてみたり
ただただ、観察してみたり。ただただお話をしてみたり。
素人ながらに、汚い所を指摘してみたり
同期に来てもらってアドバイスをもらったり
本当に、私は小さなことしか出来てないのだけれど。

彼女たちは彼女達なりに私が渡した写真を真似て試行錯誤して毎回違うものを作って見せてくれて。(これは、バナナの皮で作ったカゴか?)
伝えたやり方を真似て作ってみたり(左:after 右:before)
(イヤリングを作ろうとしてる、上達してる!)
私が見せた写真を真似てポーチを作ってみたり
 とうもろこしの皮を投入してみたり(しかも染色もしちゃったりしている)
とうもろこしの皮とバナナの皮を合わせ鞄作ってみたり
(上の鞄何か変・・・って言ったら次の時は写真右の鞄つくってた☆)
とにかく一生懸命で気持ちいい!
皆ニコニコ笑いながら作業をしていて!(この写真笑ってないけど・・・)
まだまだ高値どころか。。販売出来るほどのものは作れないけれど
これぞ一生懸命という彼女達を見ていると、私まで癒されるのでした。
だから、継続して一緒に活動していきたいと思います。
雨季だし、遠いから訪問するのちょっと大変だけど。。。

こんな風にカラフルに綺麗で色々な種類のものが作れる職人?
を目指して!!この協同組合と一緒に頑張ります☆
(ちなみに↓写真は、ルワマガナNO.1の協同組合さん。やっぱりクオリティが違う)